反日マスコミの件。②
人は、「数」に弱い。
「Aさん“も”言ってるわよ」
「Bさん“達”は賛成なんですって」
「“みんな”ウワサしてるわよ」
「数」が増えるにつれ、その同調圧力は増していき
それと反比例するように、対象はアヤフヤになっていく。
「マスコミ」とは言わば、その“最終形態”と言えるかも知れない。
私達は多くの場合、テレビや新聞の“情報源”を知らない。
知らないのに、何となく信じてしまう。
私の母親など、その典型である。
「新聞に書いてあるんだから、ホントなんでしょ?」
「だって、テレビでそう言ってるわよ?」
母に限らず、多くの人にとって、マスコミとは当然に中立・公正であり
多くの“専門家”や、無数の“一般人”から意見を吸い上げ
それらを細密に精査した上で発信する───そういう機関であったハズだ。
しかし、そうではなかったのである。
「我こそは世論の“代弁者”なり!」
みたいなカオで、情報を発信し
時に怪しげなブームを作り出し
時に“正義”を振り翳すマスコミは
しかし決して中立・公正などではなく
自分達に都合良く、私達を煽動していたダケなのである。
ネットでは以前から「マスゴミ」などと揶揄されていたようだけれど
今回の騒動は、その実態を浮き彫りにしたように思う。
(続)