「国語力」の件。①
『言葉は通じるのに、話は通じない。それはとても奇妙な感覚だった』
ツイッターなどでたまに見かける、古い藤子マンガのワンシーンである。
「コミュニケーション」というモノの本質を突くような、端的で鋭い指摘である。
子供達の学力低下が叫ばれて久しく、読解力についても教育の質や読書離れ、さらにはLINEの普及による「文章の短文化」など、様々な憶測が飛び交っているけれど、どれも決め手に欠ける感は否めない。
そんな折、あるツイッター上での論争をキッカケに、以下のようなアンケートを取ってみた。
https://twitter.com/higekosanhaten1/status/1371803455543603206?s=19
ちなみに、私が想定していた正解は
「正しくない」
である。
初見の皆様は、どのように思われただろうか?
このアンケート結果は、私に少なからぬ衝撃を与えた。
ハッキリ言って、こんな“常識問題”ならば、正答率は90%近くなるだろうと思っていたからである。
ところがフタを開けてみれば、正答率は70%。
総票数が100票強では指標としては心許ないけれど、それでもコレは低い。低過ぎる。
「コレは《ツイッター》という媒体の問題なのか?それともコレが、今の一般的な国語力なのか?」
どうしても気になった私は、再度ツイッター上で呼びかけ
「反論として正しい」
と回答した人達のロジックを分析しようとした。
しかし残念ながら、ほとんど回答は得られなかったのである。
悶々とした気持ちを抑えられぬ私は、一計を案じた。
会社の研修に合わせ、参加者達に同じアンケートを取ったのである。
(続)
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