もはや勘弁あいならん!

魑魅魍魎が跋扈する現代社会を、独自の目線(という名の偏見)と怒りの刃で斬りまくる、ストレス発散ブログ。

“お隣さん”の件③

ふと、【イス取りゲーム】を思い出した。
 
陽気な音楽に合わせて、丸く並べられたイスの周囲をグルグル回り
合図と共に、参加者より少ないイスを一斉に奪い合う
そうして人数を絞っていき、最後に残った人が勝者───という、アレである。
皆様も子供の頃から、一度ならず遊んだ経験がおありだろう。

最近でも(ゴールデン枠でこそないけれど)テレビのバラエティ番組などで、たまぁに見かける。
立ち位置のビミョーなグラドルなどが、小さなイスの上でお尻を寄せ合い
私が先だ、いや私だと尻相撲を取る姿は、やはりオッサン連中の好物なようで
ダンナも興味なさそうにスマホをイジるフリをしながら、チラチラ画面を気にしている。

この“鍔迫り合い”も醍醐味のうちではあるけれど
どこかで折り合いをつけないと、キリがなくなってしまう。

グラドルだったら適当にスタジオを盛り上げて、いい感じにカメラの尺を稼いだら
後は事務所やらプロデューサーやらの意向に従って、予定通りの勝ち負けを決めるだろうし
子供同士だったら親なり先生なりが場を仕切って
ジャンケンとか他の手段で決めるよう、提案するだろう。

幼少の頃は敏捷だった私にとって、それはいつもの光景だった。
その日も、いつものように先生が割って入り
いつものように妥協案を提示した、その時である。

「いいよ、ヒゲちゃんの勝ちで」

M子はサラリと、そう言ってのけた。
私の経験にない状況が、そこに発生した。
戸惑いはしたものの、労せずして転がり込んだ勝利に私は喜んでいた。

ところが、である。

先生も含めた参加者のほとんどは、私の勝利ではなく、M子の行動を賞賛したのだ。
そりゃそうだろう。
私だって、自分の子供だったら褒めちぎっている。

「ああ、自分はイス取りゲームには勝ったけれど、何かよく分からない勝負に負けたのだ」

と、理由も分からぬまま打ちひしがれたモノである。

前置きが長くなってしまったけれど、ここからが今日の本題なのである。


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